「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

機会が有り、上司から借りて今更ながら読んでみたが、
読み出したら思っていた以上にサクサク読めた。
最後がいまいちしっくり来ない感じがしたが、
全体的に面白かった。
『マネジメント』の概念自体、実は何にでも当てはまりそうな感じ。
ちょいと興味が沸いたんで『マネジメント』の方も買いに行こうかな?

以下、自分用メモ

あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。
だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。
自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。
成果とは何かを理解しなければならない。
成果とは百発百中のことではない。
百発百中は曲芸である。
成果とは長期のものである。
すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。
それは、見せかけか、無難な事、下らない事にしか手をつけない者である。
成果とは打率である。
弱みが無い事を評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。
人は、優れているほど多くの間違いをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。
(マネジメント145P,146P/もしドラP175)

新しいことを試みている際、その良し悪しは問わない。
「意欲」、「士気」を削ぐ事をしてはいけない。

【トップマネジメント】
トップマネジメントがチームとして機能するには、
いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームは単純ではない。
仲のよさだけではうまく機能しない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメント・チームは機能しなければならない。
①トップマネジメントのメンバーは、それぞれの担当分野において、
 最終的な決定権を持たなければならない。
②トップマネジメントのメンバーは、自らの担当以外の分野について意志決定を
 行なってはならない。ただちに担当メンバーに回さなければならない。
③トップマネジメントのメンバーは、仲良くする必要は無い。
 尊敬し合う必要もない。ただし、攻撃し合ってはならない。
 会議室の外で、お互いの事をとやかく言ったり、
 批判したり、けなしたりしてはならない。褒め合う事さえしない方がよい。
④トップマネジメントは委員会ではない。チームである。
 チームにはキャプテンがいる。キャプテンはボスではなくリーダーである。
 キャプテンの役割の重さは多様である。
(マネジメント228P/もしドラP176)

コメント

ALADDIN
2011年4月19日1:03

仰るとおりです。この概念を理解して実践するのは並大抵のことではないですね。

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